2009年9月25日 第51回サイエンスカフェ
住宅の省エネルギーで地球を救おう!
(共催:「住まいと環境 東北フォーラム」)
講師:吉野 博 東北大学大学院工学研究科 教授
プロフィール
吉野先生は、建築環境工学の分野、特に住宅の温熱環境?空気環境?省エネルギー問題において幅広く研究を実施しています。太陽熱利用、シックハウスの防止、省エネルギー住宅などに関する研究に従事し、日本建築学会賞、空気調和?衛生工学会論文賞などを受賞されています。
開催情報
開催日:2009年9月25日(金)18:00~19:45
会場 : せんだいメディアテーク
概要
迫り来る地球温暖化を防ぐためには、様々な分野で省エネルギーを推進しなければなりません。住まいで使われるエネルギーは日本全体の15%を占めています。我々も生活の上での省エネルギーを進めて、温暖化防止に貢献しましょう。そのためには、どのような用途にエネルギーが使われているかを理解し、どのような省エネの工夫があるのかを知らなければなりません。住宅におけるエネルギー消費に関する最新の情報を皆様に提供しますので、快適で健康な環境を創りながら省エネルギーをすすめるための住まいの作り方、生活上の工夫、設備の使い方などについて共に考えましょう。
Q&A
建築的に(建てる過程、材料を作る過程)ではどのように省エネ対策をとっているのでしょうか?
リサイクル材を使用することや、取り壊した後にリサイクルしやすい材料を使用することで環境負荷を低減させることができます。また、国内で生産された木材を使うことも輸送の際に発生する二酸化炭素を減らすことになります。
生活習慣を変えないようにして、生活レベルを落とさないで省エネはできるのでしょうか?
簡単にできる方法としては、家電製品を買い換える際には省エネ基準達成率が高い製品を選択することなどがあげられます。しかし、省エネルギーで地球を救うためにはやはり、私たちの生活習慣を見直し、無駄をなくすことが必要だと言えます。
当日の様子