2011年 | プレスリリース
臨床研究を支える専門家を大学院で養成する ―臨床研究支援者育成コースの新設について―
近年、根拠にもとづく医療(EBM:evidence based medicine)の重要性が叫ばれるようになりました。目覚ましい発達をみせた現代の検査技術などを駆使し、科学的なデータなど根拠にもとづいた医療を提供することは、現代の医療において必須になってきています。このように、科学的なデータなどを集め根拠を確立するためには、薬剤や医療機器の有効性や安全性を検証する臨床試験や、疾患の発症原因究明のために人の集団に対して行う疫学調査など、臨床研究の進展が欠かせません。我が国において、治験、トランスレーショナルリサーチなどの臨床研究に対する基盤整備の必要性の認識は、既に10 年以上前から言われてきましたが、十分とは言えず、特に、これらを担う人材育成は急務と言えます。
東北大学大学院医学系研究科では、高度化?多様化する臨床研究のニーズに即応できる人材を養成するため、医科学専攻修士課程に臨床研究支援者育成コースを新たに開設します。本コースは、医学系研究科と大学病院の各部署が連携し、臨床研究を支える専門職である臨床研究コーディネーター(CRC)、データマネジャー、プロジェクトマネジャー、薬事専門家、IT 専門家などの育成を行います。
(お問い合わせ先)
東北大学大学院医学系研究科医学統計学分野
教 授 山口 拓洋 (やまぐち たくひろ)
電話番号:022-717-7659
Eメール:yamaguchi*trc.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)
(報道担当)
東北大学大学院医学系研究科広報室
長神 風二 (ながみ ふうじ)
電話番号: 022-717-7908
ファックス: 022-717-7923
Eメール: f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)