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東北大学魯迅記念展示室オープニングセレモニー及び記念講演会を開催

 東北大学は、9月28日(水)同大が所蔵する魯迅関係の資料を常設展示する「東北大学魯迅記念展示室」のオープニングセレモニーと記念講演会を開催しました。

 

 近代中国を代表する思想家として活躍した作家「魯迅」は、1904年に医学への道をこころざし、東北大学医学部の前身である『仙台医学専門学校』に留学しました。そこで、魯迅の小説にもなっている藤野巌九郎先生と出会い、小説「藤野先生」にも描かれた様々なエピソードを残しております。

 この展示室は、東北大学に遺されている魯迅の資料をもとに、若き日の魯迅=周樹人の仙台での留学生活を紹介するシンボルとして設置されたものです。

 

 セレモニー当日は、晴天にも恵まれ多くの関係者が見守るなか、井上総長の挨拶、程永華駐日中国大使からの祝辞を頂戴したのち、テープカットが華やかに行われました。

 また、オープニングセレモニーにさきがけて、中国社会科学院近代史研究所の研究員で駐日中国大使夫人の汪婉(オウ エン)氏を招き、記念講演会が行われました。

 会場のエクステンション教育研究棟2階講義室には多くの市民、学生、教職員がつめかけ、汪婉(オウ エン)氏の「近代日中教育交流史における「日本留学と日本遊歴」と題する講演と、同大経済学研究科 末松和子准教授の「経済学研究科における中国人留学生への教育支援 -東日本大震災を乗り越えて-」と題した講演に耳を傾けました。講演後には、活発に質疑応答が行われるなど日本と中国の交流に対する関心の高さがうかがえました。

 

 今回の東北大学魯迅記念展示室のオープニングをきっかけに日本と中国の交流が益々盛んになり、魯迅と藤野先生が交流した往事の思いに馳せながらこの記念展示室を観覧し、国際交流の精神を後世まで伝えるシンボル的な施設になることが期待されます。

 

 

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記念講演会で講演を行なっていただいた汪婉中国大使夫人

 

 

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記念講演会で講演を行っていただいた末松先生

 

 

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オープニングセレモニーでのテープカットの様子

 

 

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魯迅記念展示室で説明を受ける程永華駐日中国大使、汪婉中国大使夫人、井上総長

 

問い合わせ先

東北大学総務部 広報課

TEL:022-217-4977

E-mail:koho*bureau.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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