2011年 | プレスリリース
下水汚泥から高純度の水素製造~無機添加物と600℃程度の加熱で収率90%以上達成~
多元物質科学研究所の張 其武助教と齋藤 文良教授の研究グループは、下水汚泥(含水率約80%)から高純度の水素を高効率で発生する手法を見出しました。
水素は、燃料電池用ガスや燃料ガスなどとして利用が拡大することが期待されております。張助教?齋藤教授の研究グループはこれまでにも木質バイオマスから純度98%の水素をセルロース基準で97%の収率で発生させることに成功しましたが、今回は、その手法に工夫を凝らし、下水汚泥(仙台市広瀬川浄化センター提供)から粉砕と乾燥工程なしに高純度水素を高収率で発生させることに成功しました。
(問合せ先)
東北大学多元物質科学研究所
教授 齋藤 文良
メール saito*tagen.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)
電話 022-217-5135