2012年 | プレスリリース
超小型?超高速?超低消費電力の革新的ナノテクノロジー~次世代集積回路の実現に鍵~グラフェンナノリボンの画期的合成?集積法の開発
東北大学大学院工学研究科の畠山力三名誉教授、加藤俊顕助教は炭素原子1層の厚みからなる2次元グラフェンシートが1次元リボン構造となった状態のグラフェンナノリボンの画期的合成?集積方法を開発しました。
開発した手法を用いることにより、ナノ複合材料や超微細電子回路を形成する基板上の任意の方向、位置にグラフェンナノリボンを自在に制御して合成することに世界で初めて成功しました。さらに、本手法で合成したグラフェンナノリボンが高性能半導体デバイス (電流オンオフ比 : 10,000以上) として動作することを実証しました。
この成果は2012年9月9日(英国時間)付の英国科学誌 Nature Nanotechnology (ネイチャー?ナノテクノロジー)オンライン版に掲載されます。
[問い合わせ先]
東北大学大学院工学研究科
助教 加藤 俊顕
電話番号:022-795-7046
E-mail: kato12*ecei.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
東北大学大学院工学研究科
名誉教授 畠山 力三
電話番号:022-795-7045
E-mail: hatake*ecei.tohoku.ac.jp(*を@に起きえてください)