2012年 | プレスリリース
Gタンパク質共役型受容体の活性化を網羅的に検出する手法を確立~新しいくすりの開発に貢献~
東北大学大学院薬学研究科の青木淳賢教授、井上飛鳥助手、巻出久美子助教、東京大学大学院薬学系研究科の新井洋由教授、大和田智彦教授、愛媛大学プロテオ医学研究センターの東山繁樹教授は、GPCRの活性化を検出する新規手法を共同で開発しました。本手法を用いると116種のリガンド既知のGPCRのうち104種類(約90%、検出率として世界最高値)の活性化を測定可能でした。さらに、開発した手法を用いて、生理活性脂質リゾホスファチジルセリンに対する3つの受容体P2Y10、GPR174、A630033H20の発見に成功しました。本研究成果は、創薬開発の効率化に貢献するとともに、生理活性脂質リゾホスファチジルセリンの機能に関する研究の発展を確約するものとして注目されます。本研究成果は、米国の学術雑誌Nature Methodsの10月号に掲載されます。
[問い合わせ先]
東北大学大学院薬学研究科分子細胞生化学分野
教授 青木 淳賢
TEL 022-795-6860
E-mail jaoki*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
助手 井上 飛鳥
TEL 022-795-6861
E-mail iaska*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)