2012年 | プレスリリース
強磁性体や外部磁場を用いずに電子のスピンを揃えることに世界で初めて成功―半導体中でシュテルン-ゲルラッハのスピン分離実験を実現―
東北大学(宮城県仙台市、総長:里見 進、以下 東北大)、京都大学(京都府京都市、総長:松本紘、以下 京大)、東邦大学(東京都大田区、学長:山崎 純一、以下東邦大)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下NTT)らの研究グループは、強磁性材料や外部磁場を全く用いずに、半導体中を流れる電子のスピンを一方向に揃える手法を確立しました。本実験は、量子力学の基本原理であるシュテルン-ゲルラッハ効果をナノスケールの半導体中で実現したことに相当します。
本研究成果は、2012年9月25日(日本時間26日)に、英国科学誌『Nature Communications (ネーチャーコミュニケーションズ)』(オンライン誌)に掲載されます。
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東北大学大学院工学研究科 量子材料物性学分野
准教授 好田 誠(コウダマコト)
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