2013年 | プレスリリース
コバルト合金製摩擦攪拌接合(FSW)ツールを実用化-鉄鋼やTi合金の新接合技術の実現へ-
東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻の大森俊洋助教、石田清仁名誉教授と材料システム工学専攻佐藤裕准教授、粉川博之教授らは、株式会社日立製作所との共同研究により、鉄合金、チタン合金やジルコニウム合金などの高融点金属の摩擦攪拌接合(以下、FSW)を可能にするコバルト合金ツールを開発し、また、株式会社日立製作所と株式会社日立メタルプレシジョンと共同で量産技術の開発に成功しました。
本コバルト合金は、2006年に東北大学で発見し高温でも高強度となる特性を有する金属間化合物Co3 (Al,W)を微細に分散させることにより、高温でも高い強度を示します。さらに、靭性や耐摩耗性などを検討した結果、高い耐久性を有するFSW ツールを実現しました。本FSW ツールは、株式会社日立メタルプレシジョンより製品化されます。
[問い合わせ先]
東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻
助教 大森 俊洋
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