2015年 | プレスリリース?研究成果
イネ葉緑体の再利用過程を解明-蛍光タンパク質で視るイネ体内の自食作用-
東北大学学際科学フロンティア研究所の泉正範(いずみまさのり)助教、同大学生命科学研究科の日出間純(ひでまじゅん)准教授、同大学農学研究科の石田宏幸(いしだひろゆき)准教授らと、東京理科大学理工学部の朽津和幸(くちつかずゆき)教授、東京工科大学応用生物学部の来須孝光(くるすたかみつ)助教らの研究グループは、生物が自らの細胞の一部を分解するための機構で、自食作用とも呼ばれる「オートファジー」が、イネの葉緑体を分解する役割を担っていることを明らかにしました。
本成果は、今後イネの体内栄養リサイクルをより詳細に理解し、「効率的に栄養を利用できるイネを作る」といった応用研究への発展を支える成果であると言えます。
本研究の成果は、米国植物生理学会誌Plant Physiologyの2015年4月号に掲載されました。
GFPで視た葉緑体の自食作用:葉緑体がGFPで光るイネの葉を顕微鏡で見た図(右)と、そのGFP蛍光を検出した図(左)。4つの細胞が写っており、大きなGFPの丸が葉緑体、細胞の中心にある小さな粒が葉緑体からちぎられて運ばれたオートファジー(自食作用)の小胞。
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Fax: 022-217-5745
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