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大漁旗70余年ぶりの帰郷に東北大学が貢献

7月27日(月)、南三陸町役場歌津総合支所にて「太平洋戦争徴用船「南三陸町志津川天洋丸」大漁旗返還式」が執り行われ、東北大学広報課職員が立会人として出席しました。

この返還式は、東北大学に届いた一通のメールがきっかけとなって実現されたものです。メールは米国オハイオ州在住の元米海軍事務員からのもので、太平洋戦争時に沈没した日本船から取得した旗を持ち主に返還したいという願いが綴られていました。東北大学は、メールに添付されていた画像を手掛かりに、南三陸町役場歌津総合支所、宮城県漁業協同組合歌津支所に照会し、持ち主の三浦三之助さんのご親族と連絡をとることができました。返還にあたっては、外務省、在デトロイト日本国総領事館、米国大使館、在札幌米国総領事館の協力を得て、米国オハイオ州での引き渡しと、このたびの返還式が実現するに至りました。

当日は受取者として三浦三之助さんのご親族の方々、船主関係者、ご友人、引渡者として米国札幌総領事館のジョエレン?ゴーグ首席領事、立会人として南三陸町歌津総合支所長らが出席し、今回の大漁旗返還の経緯について東北大学が説明を行った後、大漁旗が引き渡されました。

本学としても、戦後70年の節目を迎えたこの年に大漁旗の故郷への返還に仲介役として貢献することができ、大変光栄に感じております。

6月9日オハイオ州での返還式(提供:WDTN)

7月27日南三陸町歌津総合支所での返還式

ご親族から話を伺う東北大学職員とジョエレン?ゴーグ首席領事

返還の経緯を説明する東北大学職員

問い合わせ先

総務企画部広報課
TEL:022-217-4977

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