2015年 | プレスリリース?研究成果
医薬品シーズ創出への新たなアプローチ ―カビが作り出す二次代謝物の生合成中間体から導かれる多様な分子―
東北大学大学院薬学研究科は、同大大学院農学研究科、同大大学院医学系研究科、岩手医科大学と共同で、カビが作り出すポリケタイド化合物の生合成中間体を利用して、医薬品を開発するうえで鍵となるシーズを創出するための新たなアプローチを提示しました。この方法では、生合成中間体の潜在的な反応性の高さを利用した半合成プロセスを開発することで、多様な化学構造を有する数多くの非天然型新規ポリケタイド化合物を簡単に合成可能となりました。今回合成した化合物から、これまで治療薬がなかったアデノウイルスに対して抗ウイルス効果を発揮する化合物を見出しました。
この成果は、平成27年 8月3日午後4時(ロンドン時間、日本時間 8月4日深夜12時)に、Nature Chemistry誌電子版に掲載されました。
問い合わせ先
東北大学大学院薬学研究科
助教 浅井禎吾
教授 大島吉輝
電話:022-795-6823, 6824
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oshima*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)