本文へ
ここから本文です

糖鎖均一化抗HER2ヒト化モノクローナル抗体の創製に成功

東北大学大学院工学研究科と公益財団法人野口研究所、株式会社免疫生物研究所は、糖鎖リモデリング法により、糖鎖を均一化した抗HER2ヒト化モノクローナル抗体(以下、「トラスツズマブ」という)を創製することに世界で初めて成功しました。東北大学で開発した水溶液中、無保護糖から1段階でオキサゾリン体を合成する手法を用いて、まず数種類の均一糖鎖オキサゾリン体を調製し、次いでカイコから調製したトラスツズマブから均一なアクセプターを作製し(株式会社免疫生物研究所)、そしてこの両者を糖鎖合成酵素にて反応させる事により、糖鎖均一化トラスツズマブを創製する事に成功しました((公財)野口研究所)。本合成法を用いると、トラスツズマブ以外の抗体医薬品の糖鎖均一化への応用も期待できます。本成果は、12月1日から米国サンフランシスコ市で開催される米国糖鎖生物学会において発表されます。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院工学研究科 バイオ工学専攻
生体分子化学講座 機能高分子化学分野
教授 正田晋一郎
〒980-8579  仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-11-514
Tel: 022-795-7230
Fax: 022-795-7293
E-mail: shoda*poly.che.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ