本文へ
ここから本文です

全ゲノム解析情報を用いて急性リンパ芽球性白血病の治療効果判定に成功 ~コホート調査の所見からの早期介入例~

東北大学東北メディカル?メガバンク機構(以下、ToMMo)は、2013年から地域住民コホート調査を実施しています。同調査では、原則として全ての参加者から採血を行い、その血液はバイオバンクの構築に用いられると共に、その一部は、参加者への結果回付等のために、通常の健康診断よりも詳細な検査に付されます。

同調査に参加された方の詳細血液検査において、急性白血病の疑いのある方が発見され、本人への説明と同意のもとに、診断と治療のため、東北大学病院血液?免疫科への紹介が行われました。同科における検査から、本参加者は初期前駆T細胞性急性リンパ芽球性白血病(ETP-ALL)に罹患していると診断され、治療が開始されました。

本件は、前向きコホートでの偶発的所見が早期に研究参加者に直接還元されたケースです。今後、ToMMoは、今回のような直接的な貢献だけではなく、これまでの研究で得た知見を各種の悪性腫瘍の治療効果判定へ応用することで、さらに地域医療の進歩へ貢献してまいります。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学東北メディカル?メガバンク機構
ゲノム解析部門 分子ネットワーク解析分野
教授 安田 純(やすだ じゅん)
電話:022-272-3102
Email:jyasuda*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道担当)
東北大学東北メディカル?メガバンク機構
広報戦略室長 長神 風二(ながみ ふうじ)
電話:022-717-7908
FAX:022-717-7923
Email:f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ