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未来科学技術共同研究センター庄子哲雄教授がGreat Medal of CEFRACORを受賞

庄子哲雄教授(未来科学技術共同研究センター)が、フランス腐食学会よりThe Great Medal of CEFRACORを受賞しました。

同賞は、腐食分野で、優れた学術的業績あるいは顕著な工業的有用性を示した個人に与えられるものであり、毎年フランス国内より1名並びに4年毎にフランス国外より1名が表彰されます。
 庄子教授の業績は、力学と化学と材料の因子が連成して生ずる応力腐食割れや環境疲労現象について、現象の因果関係を紐解き、支配因子を同定することにより時空間解析なる新たな評価法により統一的に表現できることを示し、また、き裂先端の特異力学場と、環境と材料により定まる酸化動力学を連成させ、世界で初めて応力腐食割れの理論式を提案し従来の実験結果の解釈とは異なる新たな視点を導入したものです。
 最近では、水素加速酸化現象の存在を指摘し、実験的検証と共に産業界に警鐘するなど、学術的基礎研究の深化と、その成果を産業応用に繋げる研究等が評価され、今回の受賞に至ったものです。

授与式は、6月10日、パリで行われました。メダルの人物は、350年の伝統を持つフランスアカデミーの会員で、同国の製鉄技術並びに材料科学の基礎を築いたGeorges Chaudron教授の肖像です。授与式後、庄子教授は、「Locality and Causality in Corrosion」と題する受賞講演を行いました。

授与式の様子

授与されたメダル

詳細

問い合わせ先

東北大学未来科学技術共同研究センター
庄子研究室
TEL:022-795-7517

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