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土着微生物を利用した農耕地由来の温室効果ガスの削減

日本土着の根粒菌を用いてダイズ畑でのN2O発生を削減

ポイント

  1. 温暖化とオゾン層破壊の原因物質である一酸化二窒素(N2O)を窒素ガス(N2)に還元する能力を持った土着ダイズ根粒菌の利用により、収穫期のダイズ畑からのN2O発生を30%削減できることを野外実験で証明しました。
  2. もともと農耕地土壌に生息している土着の根粒菌を全国から採集し、これらの混合株をダイズ種子に接種する本手法は、多様な土壌や気象を持つ日本の農業現場でも導入しやすく周辺環境への影響が小さいことが期待されます。

本研究成果は、英国科学誌 「Scientific Reports」 に受理され、2016年9月16日発行のオンライン版に発表されました。

野外実証試験圃場

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問い合わせ先

〈研究に関すること〉
東北大学大学院生命科学研究科
教授 南澤 究(みなみさわ きわむ)
TEL:022-217-5684

〈報道に関すること〉
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか(たかはし さやか)
TEL:022-217-6193
Eメール:lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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