本文へ
ここから本文です

東北大学は指定国立大学に指定されました

指定国立大学法人の指定について

このたび、東北大学は、平成29年6月30日付けで文部科学大臣より指定国立大学法人の指定を受けました。

「指定国立大学法人」とは、国立大学法人法の一部を改正する法律(平成28年法律第38号)により、我が国の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定するものです。指定を受けた大学は、国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求められ、社会や経済の発展に貢献する取組の具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待されます。

里見進総長コメント及び構想の概要について

東北大学は、東日本大震災における被災経験を踏まえ、私が総長に就任した2012年より、「ワールドクラスへの飛躍」と「復興?新生の先導」という2つの基本目標を掲げ、社会の変革を駆動する新しい大学の姿を切り拓いてきました。

今回の指定国立大学法人に向けた構想は、これまでに私たちが培ってきた教育研究の成果や伝統を基盤としつつ、絶えざる卓越した教育研究を通して人類社会に貢献する知を創造するとともに、新たな時代に向けた社会?経済システムの変革を先導することを目指して、『創造と変革を先導する大学』への進化を図るものです。

本学が指定国立大学法人として掲げる主な取組は以下の通りです。

人材育成

「国際共同大学院を中心とした特色ある学位プログラムの提供」

①学際?国際?産学共創を理念とする学位プログラム群の展開及び「東北大学高等大学院」への発展

②「国際共同大学院」をはじめとした魅力ある学位プログラムの拡充による国内外の優秀な学生の獲得

③大学院学生に対する本学独自の経済的支援制度の拡充?強化

研究力強化

「世界トップレベル研究拠点の形成」

①「高等研究機構」を頂点とした「研究イノベーションシステム」の構築

②「材料科学」、「スピントロニクス」、「未来型医療」、「災害科学」の4領域における世界トップレベル研究拠点の形成

③総長リーダーシップによる「高等研究機構」における本学独自の若手研究者育成システムの構築(200人体制)

社会との連携

「イノベーションを先導する世界的産学連携研究開発拠点の構築」

①産学連携機能の抜本的強化による東北大学発イノベーションの加速

②青葉山新キャンパスにおける産学共創と課題解決型研究の推進

③急成長するライフサイエンス分野における産学共創の戦略的推進

大学経営革新

「先進的なアカデミックガバナンスを基盤としたさらなる機能強化」

①総長補佐体制の強化(プロボスト制度の導入など)、全学機構改革

②戦略的な産学連携経費の創出、国立大学最大の戦略的供用可能スペース?施設を活用した財務基盤の強化

③国立大学最大規模の総長裁量経費を活用した重点施策の加速的推進

今後、本学は「指定国立大学法人」として、本構想の取組を確実に実行することにより、社会の信頼、尊敬、サポートを得られる好循環を実現し、真のワールドクラス大学「世界三十傑大学」へ飛躍します。

引き続き御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

指定国立大学としての東北大学の将来構想

構想概要(PDF)

問い合わせ先

東北大学総務企画部広報課
TEL:022-217-4977

このページの先頭へ