国立研究開発法人 物質?材料研究機構（理事長 : 橋本和仁（以下、NIMS））は本年度のNIMS Award受賞者にジョン オグレン氏（スウェーデン王立工科大学)）、ボー スンドマン氏（スウェーデン王立工科大学）、石田 清仁氏（東北大学）の3氏の受賞を発表しました。

3氏は構造材料設計の基礎となる計算熱力学の発展に多大な貢献をするとともに、熱力学計算ソフトウェアの構築とそれを活用した合金設計と実用化に関する研究を先導してきました。これらは材料開発の方向性や様々な使用環境での材料挙動を考える際の海図と羅針盤のような役目を担っており、世界中の材料研究者が利用する最も基本的かつ普遍的なツールとなっています。特に構造材料の分野では、多くの優れた鉄鋼材料や耐熱合金、軽合金等の開発に貢献してきており、NIMS Award 2017のテーマである「構造材料」分野における業績として高く評価され、今回の受賞となりました。

NIMS Award 2017の授賞式及び受賞記念講演は、10月4日 (水) ?6日 (金) の3日間にわたり開催する「NIMS WEEK 2017」の初日に、つくば国際会議場にて行われる予定です。

■NIMS Awardとは
2007年度より物質?材料に関わる科学技術において優れた業績を残された研究者に国際賞「NIMS Award」を授与しています。

• 国立研究開発法人 物質?材料研究機構
• NIMS Award受賞者に、ジョン オグレン氏、ボー スンドマン氏、石田 清仁氏の3名が決定

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