2018年 | プレスリリース?研究成果
公開シンポジウム「震災と海-変わりゆく海の環境と養殖-」(3/17開催)
東日本大震災から7年が経過しました。陸上の復興が目に見えて進んでいる一方、海でも漁業が再開し、養殖業も徐々に増加するなど、復興の道筋が見えてきた状況にあります。陸上では人々の目で復興状況を把握することができますが、海の中はどうでしょうか。震災によって海の状況がどのように変化したのか、その後どのように回復してきたのかが分からなければ漁業復興は為し得ません。
宮城水産復興連携協議会は宮城県、東北区水産研究所および、東北大学において東日本大震災からの漁業復興に関する研究を行っている研究者により結成され、これまで共同研究や情報共有などにより、共に漁業復興支援を行ってきました。
このたび、これまでに行ってきた調査研究の成果を、宮城県を中心とした漁業関係者、一般市民の方々に広く知っていただくことを目的として平成30年3月17日(土)に被災地である女川町にて公開シンポジウム「震災と海 -変わりゆく海の環境と養殖-」を開催いたします。
本シンポジウムでは、震災後の漁業や養殖業の復興をテーマに、主に復興に向けた養殖業の新たな取り組みなどを紹介いたします。
日時
平成30年3月17日(土)13:30~17:00(参加申し込みは不要です。)
会場
女川町地方卸売市場 2階 大研修室
内容?スケジュール:
総合司 宮城県水産技術総合センター所長 永島宏
13:00- 開場
13:30-13:40 開会?挨拶 東北大学 木島明博
13:40-13:50 ご挨拶 女川町長 須田善明
Ⅰ.特別講演
13:50-14:20 長面浦におけるカキ養殖の取り組み
神山庄一(JFみやぎ河北町支所)
Ⅱ.成果報告
14:20-14:40 宮城県の復興を加速する新しい高品質カキ養殖とブランド化のための実証研究
神山孝史(東北区水産研究所)
14:40-15:00 女川湾のホタテガイ養殖-養殖環境と成長について-
金子健司(東北大学マリンサイエンス復興支援室)
15:00-15:20 東日本大震災後の宮城県沿岸におけるキタムラサキウニの分布及び発生状況について
田邉徹(宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場)
15:20-15:30 休憩(10分)
15:30-15:50 ギンザケ養殖業の安定化、省コスト?効率化のための取り組み
黒川忠英(北海道区水産研究所)
15:50-16:10 新たな養殖種「ダルス」について
本庄美穂(宮城県水産技術総合センター)
16:10-16:30 女川湾の海洋調査の活用法-自然に優しい漁業復興を目指して-
藤井豊展(東北大学マリンサイエンス復興支援室)
Ⅲ.総合質疑
16:30-16:50 総合質疑(20分)
16:50-17:00 閉会?挨拶 東北区水産研究所所長 板倉茂
主催:宮城水産復興連携協議会 (東北大学大学院農学研究科?宮城県?東北区水産研究所)
共催:女川町、東北大学女川フィールドセンター、東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査研究)
問い合わせ先
東北大学マリンサイエンス復興支援室
担当:倉石恵
電話:0225-90-3969
E-mail:megumi.kuraishi.a8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)