2018年 | プレスリリース?研究成果
2011年東北地方太平洋沖地震の余効変動が原動力となり、6年弱の間に同じ活断層が繰り返し動いたことを発見
東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)の福島洋准教授、遠田晋次教授、同大学院理学研究科の三浦哲教授らの研究チームは、2011年東北地方太平洋沖地震(東北沖地震、マグニチュードM9.0)の後に、茨城県北部にある活断層が5年9ヵ月という短い間に繰り返し動き、M6クラスの地震を2度引き起こしたことを突き止めました。また、同チームは、最初の地震のあと、東北沖地震の余効変動により活断層沿いにきわめて大きなひずみの蓄積が急速に進行したため、わずか数年で活断層が繰り返し動くことになったと推定しました。本研究成果は、地震発生確率の算定や長期予測の考え方を根本から変える可能性があります。
本研究成果は、2018年8月6日(日本時間8月7日)のNature Geoscience誌に掲載されました。
図1. 今回の研究対象のふたつの地震が発生した茨城県北部地域(赤四角)。橙領域は、2011年東北沖地震でずれ動いたプレート境界面の主要部分。黒点は2011年3月11日から12月31日に発生した地震(深さ30km以浅)の震央分布。
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東北大学災害科学国際研究所
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TEL: 022-752-2069
Eメール:fukushima*irides.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学災害科学国際研究所
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東北大学大学院理学研究科
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