2022年 | プレスリリース?研究成果
東北大学オープンバッジの導入による学修成果の可視化
東北大学は、マイクロクレデンシャル※1を取り入れ、学内外の各種教育プログラムにその証明として「オープンバッジ」※2を導入します。
「社会とともにある大学」として、産業界や社会の変化に応じた社会人の学び直しの機会を提供するリカレント教育?リスキルの展開と、学生が「学位」とは別に、身につけた知識やスキルを学修履歴として明示できるようにすることを目的としています。
個人の学修成果を可視化し、今後の学習プランやキャリア設計の構築に寄与します。
【概要】
東北大学は、「社会とともにある大学」として、産業界や社会の変化に応じた社会人の学び直しの機会を提供するリカレント教育?リスキルの展開を、また、学生が「学位」とは別に、身につけた知識やスキルを学修履歴として明示できるようにすることを目的に、マイクロクレデンシャルを取り入れ、獲得した知識やスキルを証明する国際技術標準規格のデジタル証明書である「オープンバッジ」を導入します。
現在、学内外に一般教養レベルから学部専門、さらには大学院レベルに至るまでの多彩な教育プログラムの提供を行っており、多くの社会人が受講する東北大学MOOC、履修証明プログラムといったリカレント教育プログラム、学内の各種教育プログラムの修了者に対し、順次オープンバッジを発行していきます。
本学では教育のデジタル化を促進しており、オンラインやVR技術を活用した国際共修教育の展開や現実空間とサイバー空間を往来するハイブリッド教育を推進することで、学ぶ場所や時間、異なる文化や世代を越えた教育環境が整いつつあります。さらに、次世代インターネットの時代(Web3)に対応するべく、本学での学びをブロックチェーン技術で記録していくことで、学修成果の可視化と国際通用性の向上につなげていきます。
オープンバッジは、紙媒体の修了証と異なり改ざんや偽造が不可能で信頼性が高く、バッジ画像に埋め込まれた「メタデータ」で内容を証明できます。オンラインで簡単に共有?送信でき、いつでもインターネット上で検証できるため、デジタル履歴書やSNS(ソーシャルメディア)での公開など様々な場面での活用が期待されます。 また、集めたバッジはウォレット(電子上の財布)上で管理できるので、今後の学習プランやキャリア設計に役立てることができます。【別紙参照】
先行して7月には、文部科学省「数理?データサイエンス?AI教育プログラム(リテラシーレベル)プラス【通称MDASH Literacy +】」に選定されている以下のプログラム修了者約2,500名に、オープンバッジを発行します。
- AIMDリテラシー教育
- 挑創カレッジ「コンピュテーショナル?データサイエンス(CDS)プログラム)」
【参考リンク】
【用語解説】
※1マイクロクレデンシャルとは
Micro-Credentials。高度な専門教育に関し、遠隔?オンライン教育の積極的な活用や個別の単位に分けた学修。
※2オープンバッジとは
獲得した知識やスキルを証明する国際技術標準規格のデジタル証明書。ブロックチェーン技術を取り入れており、紙媒体の修了証と異なり改ざんや偽造が不可能で、デジタル履歴書やSNSでの公開など様々な場面での活用が期待されます。
問い合わせ先
東北大学教育?学生支援部教務課教育支援係
担当 垣見、原田
電話 022-795-3925
E-mail openbadge*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)
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