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北青葉山の図書館及び食堂の改修整備がインフラメンテナンス大賞「特別賞」を受賞

2023年5月31日に竣工した北青葉山の図書館(北青葉山分館)と食堂(厚生会館)の改修整備が、2024年1月18日に国土交通省のインフラメンテナンス大賞「特別賞」を受賞しました。

受賞した改修整備は、老朽化した図書館及び食堂を、「ナレッジ?コリドー」と命名したコモンスペース兼渡り廊下により一体化し、利便性を向上させるとともに、建物のエネルギー消費量を正味25%以下に抑えるなど、 Nearly ZEB長寿命化改修により再生したものです。

今回の受賞では、汎用性の高い技術を可能な限り取り入れながら、改修によるNearly ZEBを達成した点や、他大学等の参考となり得る取組である点が高く評価されました。

またこの取り組みは、2023年11月18日に一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)のサステイナブルキャンパス賞の「奨励賞」を受賞しています。

本学は、東北大学 Green Goals Initiative [施設整備方針] に基づき、施設のZEB化を進めております。2023年12月末時点で、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の『ZEB』 4棟、Nearly ZEB 1棟、ZEB ready 2棟の計7棟のZEB認証を取得しており、国立大学法人では最多となります。

【ZEB、Nearly ZEB長寿命化改修について】
ZEBとは、Net Zero Energy Buildingの略で、快適な室内環境を実現しながら建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。その中で、Nearly ZEBは、省エネ(50%以上)+創エネで一次エネルギー消費量を75%以上削減している建物を指します。今回受賞した取り組みでは、仙台の気候に適した断熱性能の検討や、高効率設備機器の選択など仙台における建物改修の参考となりうる徹底した省エネ化に取り組んだ結果、国立大学では例の少ない既存施設の改修で、省エネ54%+太陽光発電パネル220kWによる創エネ23%により、Nearly ZEB(BPI=0.72)を達成し、低コストの「改修によるNearly ZEB」を実現しました。

インフラメンテナンス大賞表彰式

施設部担当者

東北大学のZEB認証施設(2024年1月時点)

  • 『ZEB』|エコラボ(青葉山キャンパス)
  • 『ZEB』|環境制御実験棟(片平キャンパス|2024年3月竣工予定)
  • 『ZEB』|化学第2新棟(青葉山キャンパス|2024年3月竣工予定)
  • 『ZEB』|放射性同位元素実験室(青葉山キャンパス|2025年3月竣工予定)
  • Nearly ZEB|北青葉山センタースクエア(青葉山キャンパス)
  • ZEB Ready|総合研究棟 環境科学系(青葉山キャンパス)
  • ZEB Ready|低乱風洞実験棟(片平キャンパス)

問い合わせ先

施設部計画課総務係
TEL: 022?217-4944
Email: fac-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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