2024年 | プレスリリース?研究成果
『AZUL Energy×東北大学 バイオ創発GX共創研究所』の設置について バイオの視点と計算科学の力でサステナブルな材料創製を実現する
【本学研究者情報】
〇材料科学高等研究所 教授 藪浩
研究室ウェブサイト
【発表のポイント】
- 東北大学はAZUL Energy株式会社とGX(グリーントランスフォーメーション)に貢献する次世代材料の開発と人材育成を目指し、2024年4月1日に共創研究所を設置しました。
- この共創研究所では、再生可能エネルギーを効率的に利用可能なエネルギー材料の創製と、計算科学を用いた高速材料開発ができる人材を育成します。
【概要】
国立大学法人東北大学 (所在地:宮城県仙台市、総長:冨永 悌二、以下、「東北大学」)とAZUL Energy株式会社(所在地:宮城県仙台市、代表取締役社長:伊藤 晃寿、以下、「AZUL Energy」)は、GX(グリーントランスフォーメーション)(注1)に貢献する次世代材料の開発と人材育成を目的として、2024年4月1日に『AZUL Energy×東北大学 バイオ創発GX共創研究所』(以下「共創研究所」)を設置しました。
バイオミメティクス材料(注2)の研究を推進してきた東北大学?材料科学高等研究所(以下「WPI-AIMR」)藪浩教授らによる藪研究室と、バイオインスパイヤ―ド(注3)触媒を実験と数値計算の組み合わせにより開発してきたAZUL Energyの技術シーズを融合させることで、再生可能エネルギーを効率的に利用可能にするエネルギー材料の創製と、計算科学を用いて高速材料開発ができる人材の育成を目指します。
左から、AZUL Energy株式会社 最高技術責任者 奥 圭介、代表取締役社長 伊藤 晃寿、東北大学材料科学高等研究所 所長 折茂 慎一、教授 藪 浩。中央の「青」はAZUL触媒の原料となる青色顔料を用いた書。
【用語解説】
注1. GX(グリーントランスフォーメーション)
化石エネルギー中心の産業?社会構造を、太陽光や水力由来のクリーンエネルギー中心の脱炭素社会に転換すること。
注2. バイオミメティクス材料
生物の持つ特異な構造やプロセスを模倣して機能を発現させる材料のこと。
注3. バイオインスパイヤ―ド
生物の持つ特異な構造やプロセスから着想を得て新規技術を開発すること。
問い合わせ先
(共創研究所に関すること)
東北大学 材料科学高等研究所(WPI-AIMR) 広報戦略室
電話:022-217-6146
Email:aimr-outreach*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学 産学連携機構 企画戦略部
電話:022-795-5269
Email:sanren-kikaku-s*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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