2024年 | ニュース
国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(アドバイザリーボード)による審査の結果が公表されました
国際卓越研究大学について
本学は昨年9月に国際卓越研究大学の認定候補に選定され、その後、アドバイザリーボードとの対話を重ね、体制強化計画案の磨き上げを行って参りました。
この度、文部科学省から、アドバイザリーボードにおいて、体制強化計画案について審議が行われ、国際卓越研究大学の認定及び体制強化計画の認可の水準を満たし得るものとの結論が公表されました。
「国際卓越研究大学制度」とは、国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律(令和4年法律第51号)により、国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学を国際卓越研究大学として認定し、当該大学が作成する国際卓越研究大学研究等体制強化計画に対して、大学ファンドによる助成を実施するものです。
これにより、国際卓越研究大学における研究環境の充実、優秀な人材の獲得を促し、知的価値創造の好循環を形成することで、我が国の学術研究ネットワークを牽引し、諸外国のトップレベルの研究大学に伍する研究大学の実現を図っていくことが期待されます。
冨永悌二総長コメント及び体制強化計画の主な改訂内容について
この度、有識者会議より、国際卓越研究大学の認定及び体制強化計画の認可の水準を満たし得るものとの結論を得ることができました。
社会の負託に応え日本を牽引する研究大学として、最終的な認定に向け、全学一丸となって引き続き取り組んで参ります。
アドバイザリーボードからの意見①~⑥とそれを踏まえた体制強化計画の主な改訂内容は以下の通りです。
意見① 人文?社会科学系も含めた全学の研究力向上の道筋
学術的インパクト?社会的インパクトに係る目標の実現可能性向上に向けた具体的取組等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 卓越性を追求し多様性を確保する研究力向上戦略
- 人文社会科学を中心とした価値創造戦略
- 臨床系教員の研究力強化に資する新機軸
意見② 全方位の国際化
世界トップクラスの研究者?学生の結集に向けた戦略、「包括的国際化担当役員(CGO)」の選定状況、日英公用語化等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 海外人材を惹きつける国際卓越都市に向けた施策統合
- 全方位の国際化を推進するCGOの選定等
意見③ 活力ある新たな研究体制の確立
テニュアトラック制度の全面的な展開に向けた工程、研究者の挑戦を促す全学的な教員人事マネジメント等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 国際卓越人事トラックを活用した新たな教員人事マネジメント
意見④ 大学院変革?研究大学にふさわしい学部変革
「高等大学院」が主導する大学院教育の改革、徹底した国際共修環境に浸る「ゲートウェイカレッジ」の設置等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 国際性?開放性を主眼とする教育システム改革
意見⑤ 財務戦略の高度化、産学共創による収益の拡大方策
戦略的な資源配分、資金運用?調達強化に係る体制整備、共創事業収入10倍増の具体的戦略、サイエンスパーク事業の進捗、スタートアップ創出?投資?育成?回収に関する計画、スタートアップの多様性確保等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 企業集積を加速する産学共創改革
- "DEEP & DIVERSE" を基軸としたスタートアップ創出
- 大学の大幅な機能拡張と3つの要素
意見⑥ 体制強化計画の実施が継続されるガバナンス体制の構築
総合戦略会議の設置による執行機能と監督機能の分離、新たな研究体制への移行のモニタリング等
体制強化計画の主な改訂内容:
- 知識経営体のためのガバナンス進化
問い合わせ先
東北大学総務企画部広報室
Email: koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)