2024年 | プレスリリース?研究成果
東北大学病院×ロート製薬×イオン東北 イオン富谷店に東北大学病院健診サテライト 「まちかど健康ラボ」オープン
【本学研究情報】
〇東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点
【発表のポイント】
- 7月18日、「まちかど健康ラボ」を宮城県富谷市の商業施設であるイオン富谷店に東北大学病院のサテライトとして開設しました。
- セルフチェック可能な簡易測定装置を常設し、同意を得た方には疾患の早期発見等を目的とした研究に協力いただき、測定結果に基づいた健康相談を実施します。
- コホート研究を推進し、疾患の予測?予防のための研究基盤の構築に取り組みます。
- 「Vision to Connect」拠点(注1)の研究基盤を活かし、大学、自治体、企業の共創によるヘルスケア研究の促進、社会実装を目指します。
【概要】
東北大学病院(仙台市、病院長:張替 秀郎)、ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本 雅史)、イオン東北株式会社(本社:秋田市、代表取締役社長:辻󠄀 雅信)は、東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点(仙台市、プロジェクトリーダー:中澤 徹)の活動の一環として、「東北大学病院健診サテライト まちかど健康ラボ イオン富谷店」を7月18日に開設しました。
自覚症状の乏しい目の疾患は発見が遅れる傾向があり、十分な治療効果が得られないことから、早期発見と行動変容を促す社会づくりが重要です。東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点はこれまで、東北地区の医療の中核を担う東北大学病院、ヘルスケアソリューションを提供するロート製薬株式会社、地域生活を支えるイオン東北株式会社と連携し、生活動線上で目と全身の健康を意識し行動変容を促す仕組みづくりを検討してきました。
今回開設する「まちかど健康ラボ」では、イオン富谷店にご来店されるお客さまが、目と全身の健康状態をセルフチェックできる施設で、同意を得た方には疾患の早期発見等を目的とした研究に協力いただきます。視力、実用視力、視野等の眼科検査に加え、皮膚、睡眠、自律神経と血流等の検査など、目と全身の健康状態を本格的?包括にチェックし、研究参加に同意いただいた方のうち、希望者を対象に東北大学病院の医師が週1回、予約制で健康相談および生活習慣アドバイス(注2)を実施します。さらに、研究同意を得た方の測定結果を用いて、疾患の予測?予防研究のデータ基盤の構築と活用を目指します。
非医療機器による測定結果と疾患リスクとの関連や受診の行動変容をエビデンスに基づいて明らかにすることで、日常生活動線の中で病気の早期発見や予防につながる医療機器やシステムや予測モデル、サービスなどの研究開発を促進します。眼科領域からスタートし、今後は他科へも展開していく予定です。
本取り組みを通じて、大学、自治体、企業の共創によるヘルスケア研究の促進、社会実装を目指し、地域の皆さまがより健康な生活を送れるようサポートします。
「まちかど健康ラボ」イメージ
【用語解説】
注1.「Vision to Connect」拠点: JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) 「『みえる』からはじまる、人のつながりと自己実現を支えるエンパワーメント社会共創拠点」の略称。 「自立(社会課題)?予防(医療課題)?意識変革(自分課題)」をターゲットとし、誰もが人生のどのステージでも、共に暮らし、働くことで、主体的に暮らせる社会の実現を目指しています。
注2.本施設では診療行為は行いません。
問い合わせ先
東北大学COI-NEXT
「Vision to Connect」拠点広報担当 村上清
TEL: 022-717-8736
Email: kiyoshi.murakami.d6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学病院広報室
TEL:022-717-8032
Email: press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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