2024年 | プレスリリース?研究成果
「はばたく若手支援事業」始動!初年度採択課題を発表~若手研究者の新たな知の創出を支援~
発表のポイント
- 東北大学は本年より、若手研究者の躍進を支える新たな学内事業の一つとして「はばたく若手支援事業」を開始しました。
- 本事業の特色は、研究支援者であるURAが若手研究者に伴走し、外部資金の獲得等を含めて様々なニーズに寄り添い、さらなる研究の発展を支えていく点です。
- 本事業には、若手研究者に対して、より大きな成果の早期創出を促すとともに、若手研究者のPIとしての研究マネジメント力向上を支援する役割が期待されます。
- 2024年8月、初年度の採択者として6名の若手研究者が選ばれましたので、採択テーマと共にお知らせ致します。
概要
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:冨永 悌二、以下「東北大学」)は、2021年4月より「若手躍進イニシアティブ(注1)」を謳い、若手研究者が躍進する大学として、様々な取り組みを行って参りました。2023年9月には、文部科学省により国際卓越研究大学(注2)の唯一の認定候補として選定され、研究の卓越性と共に多様性を力とし、未来を変革する社会価値の創造に取り組む計画であることを公表しました。
東北大学は、この度、若手研究者の躍進を支える新たな事業の一つとして「はばたく若手支援事業」を開始致しました。本事業は、博士号取得後8年未満の全ての分野の東北大学の若手研究者を対象とし、その独創的な研究活動のみならず、新たな研究領域の開拓や融合研究の創出に資するネットワーキングについても支援を行うものです。
本事業の特色は、研究支援者であるURA(University 雷速体育_中国足彩网¥在线直播 Administrator注3))が若手研究者に伴走し、外部資金の獲得等を含めて様々なニーズに寄り添い、さらなる研究の発展を支えていく設計である点です。URAによる各種支援には、申請書作成等の外部資金獲得支援、より大きな社会的?学術的インパクトの創出を期待した異分野ネットワーキング?チームアップ支援、学内外の設備利活用支援、研究成果の活用の形態や手法の検討支援、学内外の制度や拠点を利用した研究推進の支援等が挙げられますが、これに限るものではありません。
本事業には、URA等研究支援者の支援によってさらなる発展が見込まれる研究テーマを構想している若手研究者に対して、より大きな成果の早期創出を促すとともに、若手研究者のPIとしての研究マネジメント力向上を支援する役割が期待されます。
本事業について、学内公募を行い、審査委員会による厳正な審査の結果、別紙表1に示す6件を採択致しましたので、お知らせ致します。東北大学は、今後も世界トップレベルの研究成果の創出に向けて、若手研究者に対する研究支援体制?制度の充実を含め、様々な取り組みを行って参ります。
なお本事業は、第一三共株式会社「はばたく次世代」応援寄付プログラムの支援を受けて実施しております。
【用語解説】
注1. 若手躍進イニシアティブ
東北大学が新たな価値創造に向けて破壊的イノベーションの創出に果敢に挑戦する人材を輩出するため、若手研究者が躍進することを目指す総合的な施策です。
https://www.bureau.tohoku.ac.jp/yri/
注2. 国際卓越研究大学制度
国際卓越研究大学制度とは、国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律(令和4年法律第51号)により、国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学を国際卓越研究大学として認定し、当該大学が作成する国際卓越研究大学研究等体制強化計画に対して、大学ファンドによる助成を実施するものです。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/06/news20240614-koho.html
注3. URA
大学等研究機関において、研究力活性化のための分析?推進?管理?支援および利活用等の業務、いわゆるリサーチ?アドミニストレーション業務に携わる人のことを指します。その業務や役割は組織によって多様であり、近年特に大学組織においては研究の安全保障管理、多様なステークホルダーとの協働支援等、よりその重要性の認識が高まっています。東北大学におけるURAは、世界レベルの研究力分析手法の導入による研究力向上支援、産学官連携の推進、外部資金獲得支援、特定領域?部局?拠点支援等の様々な活動を行い、指定国立大学認定等、各種成果創出に貢献しております。
※東北大学 研究推進?支援機構 リサーチ?マネジメントセンター
問い合わせ先
東北大学研究推進?支援機構
リサーチ?マネジメントセンター内
はばたく若手支援事業事務局
Email:ura-support*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)