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Discover Tohoku University ?東北大学ってこんな大学?

STUDENT DEMODAYに行ってみた!
ー 学生が拓く未来とは?

2024年12月14日に青葉山コモンズにて開催された「STUDENT DEMODAY」に学生広報スタッフが参加しました!学生の様々な「挑戦」をサポートするために行われたイベントで学生が描いていく未来について、各イベントへの参加レポートを通じてお伝えしていきます。

文責:学生広報スタッフ 千葉 

そもそも「STUDENT DEMODAY」って?

STUDENT DEMODAYとは、スタートアップや学生団体など、学生主導の取り組みに対して、全方位的なサポートを実現するための新たな枠組みとして立ち上がったプロジェクトです。このイベントは、スタートアップ事業化センター、基金?校友事業室、グリーン未来創造機構の3部局によって運営されました。

東北大学では、多くの学生が、研究や技術開発を基盤とした社会課題の解決に挑戦しています。このイベントでは、そんな独創的?挑戦的な取り組みを行う学生をサポートするため、成果発表やプレゼンテーション、ビジネスアイデアコンテストなどが開催されました。

そこで、今回は千葉がSTUDENT DEMODAYに丸一日参加して、その様子をお届けします。

当日の様子を見学

当日のタイムスケジュールはこんな感じ! 盛りだくさんでした。

STUDENT DEMODAY ウェブサイトより

オープニングセレモニー

オープニングセレモニーでは、STUDENT DEMODAYについての楽しみ方について説明がありました。
発表形式でも質問してOK!という双方向型で楽しめるものも多い印象でした。
何を見ればいいか迷うほど本当にプログラムが盛りだくさんですね。

そうして、しばらくすると... 研一が登場!
多くの人にカメラを向けられていました。研一、よかったね!

研一の登場にざわつく会場。その中で毅然と振る舞う研一。シュールだ...。

ともプロ!ネクストチャレンジ

「ともプロ!ネクストチャレンジ」は、これまで「ともプロ!」に参加した学生の皆さんが登壇し、これまでの活動報告やこれからの展望?挑戦を社会に発信することを目的としたイベントです。発表後に審査が行われ、受賞団体には助成金が贈られました!

これまでに「ともプロ!」に参加した8団体が登壇し、自分たちの取り組みや今後に向けての意気込みを審査員や聴衆に伝えていました。

審査員や聴衆からは鋭い指摘や質問が!

最優秀賞は、「ともプロ!2023」に参加した「ARES Project」さん!
火星探査機開発で培った技術を地球にも還元しようと考えているそうです。

どの団体も、自分たちの取り組みから「課題を再発見して発展させよう」としっかり計画されていました。新しい挑戦に進んでいくことはとても大変なように思いますが、どの団体も「もっと挑戦したい」「こうやって世界を変えていきたい」という希望に溢れていました。東北大生のさらなる活躍を応援したいですね。

長坂副学長(審査委員長/社会連携?校友会?基金担当)と阿依ダニシさん(ARES Project代表)

学生広報スタッフでは、「ともプロ!」に関する記事で ARES Project さんの活動経緯や思いをお伺いしています。

企業ブース

会場では企業や宮城県?仙台市が紹介ブースを展開していました!
「挑戦したい!けどどこでできるんだろう?」と考えている学生がチャレンジできる様々な取り組みが紹介されていました。こうやって、地域?企業が学生のために手を尽くしてくださることは嬉しい限りですね!

仙台市にあるコワーキングスペース「enspace」のブース。
インターンの学生さんが作ったボードが掲示されていました!
東北大生もたくさんインターンとして参加しているみたいです。
皆さんはどこでイベント情報を見ているのでしょうか...。

研一のブースもありましたよ!

学生団体取り組み発表&ワークショップ

発表ステージでは、東北大学にある様々な学生団体の取り組みが順番に紹介されていました。自分たちの団体がどういった課題感を持って活動を進めているのか熱くお話しされていました。強い思いを持った発信、私たちも応援していきたいです!

さらに、東北大学の様々な学生団体の紹介も掲示されていました。

数多くの団体が、それぞれに課題や問題意識を持って活動されているんですね...!

ワークショップエリアでは、4団体のワークショップが展開されていました。
今回は Hult Prize 東北大学さんのワークショップの一部を見学させていただきました!様々なバックグラウンドを持つ学生が集まり、英語でディスカッション&発表まで行われていました。
限られた時間で考えディスカッションして一つの形に作り上げる...とても大変だと思いますが、机上の付箋紙にはアイデアがたくさん書かれていました!

各グループでアイデアをまとめていく作業。チームごとに様々なアイデアや意見が飛び交います。

2月には英語でのビジネスコンテストも開催されるとのこと。
日本各地だけでなく、世界までも活動を広げることができるのは学生団体ならではの面白みですね!

ビジネスアイデアコンテスト

「東北大学ビジネスアイデアコンテスト」は、2018年2月から行われているコンテストです。27組の応募から選ばれた10組の学生が、名だたる審査員たちに向けて自分たちの社会課題解決に向けたアイデアを発表します。

ピッチ中には、発表に対して審査員から鋭い指摘も!参加者の皆さんはその指摘に自分たちの考えをぶつけていました。
ひとつひとつの発表は、社会に対して抱いた課題感と独自の発想に溢れており、胸を躍らせるアイデアばかりでした。

参加者の皆さんお疲れ様でした!
そして受賞された皆さん、おめでとうございます!

会場にはたくさんの観覧者が!興奮に包まれた教室に胸が躍りますね。

参加した方々へインタビュー!

お話を聞いた方

?福留 秀基 さん(ともプロ!ネクストチャレンジ 審査員 / スパークル株式会社 代表取締役)

―ともプロ!ネクストチャレンジで、大学生の様々な報告?提案を見てどう思われましたか?

とてもチャレンジングなアイデアが多いと思った一方、実現性についての評価がもっと必要だなと思いました。しかし、アイデアは外に発信していかないと話が始まらないので、発露できる場としてとても良いと感じましたね。

最初の目標から「次にどうするか」という悩みの深掘りができていると思いますし、多くの面白いことが東北大学から生まれるのではと思ってます。

―東北大学に向けてコメントをお願いします!

やはり一番大事なのは、東北大の同窓生や研究者など先達が面白がって、金銭的な支援によって応援することだと思います。そうすることで、いい意味でピリピリした環境ができると思います。
いい応援といいコネクションを作るところの重層化を図っていくべきだと考えていますし、自分自身が仙台にいるからこそ、一番矢面に立って取り組んでいきたいです。

お話を聞いた方

?永富 良一 教授(東北大学ビジネスアイデアコンテスト審査員長 / 東北大学産学連携機構 特任教授)

―ビジネスアイデアコンテストで、学生の様々なビジネスアイデアを聞いてどう思われましたか?

コンテストの年数を重ねるにつれて、ずいぶんレベルが上がってきていると思います。大学として学生アントレプレナー活動の支援?情報提供をしており、それらを学生の皆さんが活用するようになってきたこともあってずいぶん以前とは違ってきたと感じています。ただ、実際にお金を払ってもらえるか?収益につながるかというところはまだ弱いと思いました。ビジネスを経験していませんから、アイデアをいろいろな人に聞いてもらうことによって実現性が高まりますので、どんどんチャレンジしていってほしいと思っています。

これまで「ビジネスは大学がすることじゃないよ」という文化がありました。大学で行っている研究の多くは社会に役立つことを目指しています。しかし、社会で役立つ新しいことをやろうと思った時には、その活動が事業化されないと役に立ちません。事業を行うためには推進する人達の生活を支えるためにもお金は不可欠です。そのような意味で「社会の役に立つためにはお金はすごく大事」という意味でビジネスを捉えてほしいです。最近はそういった考えがどんどん浸透してきているので、すごくいいなと思っています。

―今後、東北大学?東北大生に期待していることはありますか?

社会には色々なルールがあり、それらを守って生きていくことが大事である一方で、「こういうことを学ばなきゃいけない」と取り組んでいる中で「ここは違うよな」と思うことがあると思います。そういった小さなことに興味を持ったら、ビジネスアイデアにつながるはずです。そういった「決められたことから自由になってみるマインドセット」を皆さんに持ってほしいなと思います。それは、我々研究者側も同じで、研究している領域を踏み超えたところに新しい出会いやチャンスがあります。学生の皆さんにとってもそういうことが当たり前になってほしいです。

文?写真:学生広報スタッフ 千葉美侑
協力:東北大学ナレッジキャスト
東北大学スタートアップ事業化センター

問い合わせ先

総務企画部広報室
Email: koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

学生広報スタッフページ
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