2025年 | ニュース
東北大学ホームカミングデー2025を開催しました
東北大学は10月11日、創立118周年を記念して「ホームカミングデー」を開催しました。地域の方々や卒業生が集い、懐かしい再会や交流を楽しむとともに、大学の最新の取り組みについて理解を深める一日となりました。
冒頭、冨永悌二総長は、本学が国内で初めて「国際卓越研究大学」に認定を受けたこと、また今後の方針と目標について述べ、国際卓越研究大学の体制強化計画における3つのコミットメント「Impact:社会へのインパクト」「Talent:人材育成」「Change:変革への挑戦」を改めて強調しました。
続いて、滝澤博胤理事?副学長(教育?学生支援担当)が登壇し、『Times Higher Education(THE)日本大学ランキング』で5回連続第1位を獲得したことを報告しました。教育の質や学生の学びの体験、大学のリソースなどが評価されるこのランキングでの快挙は、大きな注目を集めました。
今村文彦副学長(社会連携?校友会?基金担当)から、本学にゆかりがあり、国際的な活動を通じて本学の国際的プレゼンスの向上に貢献を果たした者に贈られる「国際功労賞」の今年の受賞者を紹介し、冨永総長より表彰状を贈呈しました(受賞者?団体は以下のとおり)。また、受賞者の功績を称え、学友会応援団による力強いエールが披露されました。
個人賞
ヘリ?ヘルマンサヤ(インドネシア)インドネシア大学学長
グエン?チュン?ヴィエット(ベトナム)チュイロイ大学学長科学技術賞
寺崎 治(日本)上海科技大学?前電子顕微鏡センター長
バッシ?ダヴィデ(イタリア)フェラーラ大学物理地球科学部教授(古生物学?古生態学)特別賞
トマシュ?ディエトル(ポーランド)東北大学材料科学高等研究所「AIMR」主任研究者
海外同窓会アウォード(団体部門)
東北大学台湾同窓会
東北大学タイ萩友会(TUAT)
次に、卒業生と在学生による特別講演が行われました。まず、本学理学研究科出身で仙台管区気象台初の女性台長となった鎌谷 紀子氏が登壇し、学生時代の思い出や現在の仕事について語りました。学生ステージ発表では、全日本大学フットサル大会で3位に入賞した東北大学フットサル部が登場し、日頃の支援への感謝を述べるとともに、来年の優勝を目指す決意を語りました。また、クラウドファンディング支援プログラム「ともプロ」に採択された、月面でのキノコ栽培を目指す「Mush Moonプロジェクト」も紹介されました。
休憩を挟んだ第2部では、仙台出身の高校生が世界一のジャズサックス奏者を目指す姿を描いた人気漫画『BLUE GIANT』の作者?石塚真一氏と、ストーリー監修のNUMBER8氏が登壇し、ジャズ愛好家でもある冨永総長と、今村副学長を交えてのトークショーが行われました。2013年、東日本大震災後に連載が始まり、多くの人々に感動を与え続ける本作の舞台をベースに、「仙台から世界へ」をテーマにそれぞれの熱い想いが語られました。
トークショーの後には、現役学生によるジャズバンドが登場し、定禅寺ストリートジャズフェスティバルの創設メンバーでもある榊原光裕氏(工学部卒)、作曲?編曲家の秩父英里氏(教育学部卒)とコラボレーションした特別演奏ステージで、会場を熱気に包みました。フィナーレでは、東北大学の校友歌「緑の丘」を全員で合唱、懐かしさと新たな絆が交錯する、心温まる一日となりました。
問い合わせ先
総務企画部 基金?校友事業室 東北大学萩友会(しゅうゆうかい)事務局
TEL:022-217-5059
Email:alumni*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)