歴史的背景
東北大学は、1907年(明治40年)、東北帝国大学として創立されました。
創立当初から、専門学校や高等師範学校の卒業生にも門戸を開き、1913年には当時の政府の圧力に屈することなく、日本の大学として初めて3名の女子の入学を許可するなど、「門戸開放」が本学の不動の理念であることを世に示しました。
また、創立に際し、世界で学んだ若き俊英が集結。それにより、研究者が次々と独創的な研究成果を生み出し、それを教育にも活かすという「研究第一主義」の精神が育まれました。さらに、大学発ベンチャーの設立や共創研究所の設置など、世界最先端の研究成果を社会や日常生活に役立てる「実学尊重」の伝統も根付いています。
これらの精神は、創立以来変わることなく受け継がれ、2011年の東日本大震災では、全学を挙げて教育?研究機能の回復と被災地の復旧?復興に尽力。2024年には初の国際卓越研究大学に認定され、卓越した研究や人材育成、多様なパートナーとの共創を通して、より良い人類社会の実現に取り組んでいます。