本文へ
ここから本文です

平成26年 東北大学総長年頭所感を掲載しました

平成26年 東北大学総長 年頭所感(2014.1.6)

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨年は東北楽天の優勝?日本一に沸いた一年でした。また、本学においても七大学総合体育大会に優勝するなど明るいニュースがありました。今年もよき一年になることを願っております。

早いもので東日本大震災から3年が過ぎようとしています。仙台市内に限って言えば震災の爪痕はほとんど感じられなくなり、復旧?復興の過程は順調に進んでいるといえます。学内もまだ少しざわついた感は残っていますが、教育?研究機能はほぼ元に戻っております。現在建築中の殆どの建物は26年度中には竣工予定ですので、それらの建物を活用することで、今年は教育?研究機能が一段と強化されるものと期待しております。しかしながら、津波の被害が甚大であった沿岸部はこれからが復興本番で、これらの地域の復旧?復興に本学がどのように寄与していくのかが問われております。世の中の変化の速さを考えたとき、まだ3年しか経っていないからという甘えは許されません。むしろもう3年も経ったのだから目に見える形での成果を出してほしい、との声が上がることを覚悟して臨まなければなりません。東北大学災害復興新生研究機構に掲げた8大プロジェクト研究やアクションプランを推進し、本学から発信された成果が我が国を元気づける原動力になるよう頑張りましょう。

総長就任時に目標に掲げた「東北の復興?日本新生の先導」と「ワールドクラスへの飛躍」の2つの目標を具体化する方策として、昨年8月に里見ビジョンを策定しました。これは、東北大学を「人が集い、学び、創造する、世界に開かれた知の共同体」としてとらえ、学生?教員?職員など一人ひとりの能力を存分に発揮できる環境を整えたいという、私自身の思いを基本にしています。7つのビジョンに具体的に提示された内容を、毎年確実に達成していくことで、小さな変化が5年後には大きな進歩になるようにしていきたいと考えております…

続きはこちら >>

このページの先頭へ