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高精細小型球状マイクロホンアレイシステム開発に成功

東北大学電気通信研究所先端音情報システム研究室(以下東北大学)の坂本修一准教授、トレビーニョホルヘ助教、鈴木陽一教授らの研究グループは、リオン株式会社(以下リオン)との共同研究により、リオンが開発した次世代の高性能超小型マイクロホン「MEMSエレクトレットマイクロホン」を用いて、人頭大で小型の64チャネル球状マイクロホンアレイシステムの製作に成功しました。これにより、設置場所における音空間の情報を極めてリアルに集音することが可能となりました。
 このMEMSエレクトレットマイクロホンは、先にリオンが開発に成功したもので、放送等のプロ用集音、精密音響測定等にも用いうる高い性能を有します。 さらに、この球状マイクロホンアレイを複数台用いた集音システムは、例えばスポーツ競技の場で、周囲の雑音や歓声などの影響を大幅に低減した集音が可能になります。これにより、選手の会話やプレー音を鮮明にダイレクトに捉えるなど、国際的なスポーツ大会のテレビ放送などにおいてこれまでにない臨場感あふれる実況放送の可能性が期待できます。
 なお、本研究は、一般社団法人日本音響学会の2016年秋季研究発表会(9月14日から16日、富山大学にて開催)にて発表されます。

100円玉の上に置いたMEMSエレクトレットマイクロホン

今回開発した64チャネル球状マイクロホンアレイ

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学電気通信研究所
担当 坂本、鈴木
電話:022-217-5461, 5460

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